調査物語

恋人と住まいの調査

2月の主なイベントと言えば2月3日の節分(恵方巻)、2月14日バレンタインの2つのイベントが挙げられる。その市場規模を調べてみたら、節分(恵方巻)が2019年で6 15億円(恵方巻、巻き寿司など含む)で、年々増加傾向。バレンタインは同年で1260億円の市場規模で年々減少傾向。バレンタインの減少傾向は、義理チ ョコ、友チ ョコ、家族チ ョコ、感謝チ ョコ、自分チ ョコと対象を拡大してきたが、それが限界にきたこととメディアの関心が節分(恵方巻)に移ったことが挙げられる。と言っても、1200億円~1 300億円の市場規模があるのは大きなマーケットである。

そこで、約10年前の調査になるが、アットホーム(株)がバレンタインに調査した 「恋人と住まいの調査 」について説明したい。調査対象20~30代の恋人がいる独身男女計600名(全国)。2 0代男女各1 50名計300名。30代男女各150名計300名。調査方法はインターネット調査。一部弊社調査。

まずは、 「自分と恋人の住居形態は? 」の質問に対して、自分の居住形態(600名)は、親と同居48 .3%、一人暮らし39 .5%、恋人と同居8 .2%、友人とルームシェア1 .5%、その他2 .5%。年代からいって親との同居が1番多い。この傾向は、恋人の居住形態と大き く変わらない。

「住んでいる場所や住宅で相手の経済力を推測したことがあるか? 」の質問については、 「ある 」と回答した男性が27 .3%、女性が32 .7%。 「住んでいる場所や住宅で相手のポイントがアップしたことがあるか? 」に対しては、「はい 」と回答した男性が21 .3%、女性が27 .7%であり、両質問で女性の方が男性より相手が住んでいる場所や住宅を意識していることが分かる。想像するに、自分より良い暮らしをしている男性に気をひかれるようだ。

「恋人に部屋の合鍵を渡しますか? 」に対しては、 「はい 」と回答した男性が 23 .2%、女性が12 .9%。女性が男性より10 .3%低いポイントになっている。その理由は “ある程度距離感を保っていたいから”5 3 .8%、“勝手にプライベートな空間に入ってほし くないから”46 .2%、“恋人にみられた くない秘密があるから”7 .7%と回答している。

「賃貸契約更新時に、同棲を考えたことがありますか? 」に対しては、 「はい 」と回答した男性が 3 7 .8%、女性が44 .9%と、女性が男性よりも7 .1%上回っている。その理由は “結婚が前提なら ” “相手の事をより知るため”などの回答があり、女性の同棲に対するドライな考え方や積極性が分かる。それだけ、結婚に失敗した くないことなのだと思う。

「賃貸契約更新時に、恋人との結婚を考えたことがありますか? 」について、 「はい 」と回答した男性が 32 .3%、女性が18 .0%と、女性が男性よりも14 .3%少な くなっている。結婚を前提に同棲しても結婚に直ぐに結びつける考えはないようである。因みに、バレンタインに贈るチ ョコレートで一番多いのが家族チ ョコで46 .2%、自分チ ョコ15 .4%で、恋人の本命チ ョコは9 .3%となっている

全国建築計画物件情報「KJ-NET」概要

全国建築計画物件情報「KJ-NET」基本活用編

TOP