調査物語

調査は「調査設計力」と「聞く力・見る力」

今年設立40周年を迎えホームページを新たにつくり変えた。もっと「建設(土木・建築)」のマーケティング会社として分かりやすくイメージしやすいホームページにつくり変えた。ホームページの制作にあたり、私は口出しをせず、プロジェクトスタッフが一丸となってつくりあげた。是非一度見て頂ければと思います。

40年を振り返ると、多くの調査を行って来ました。設立当時は、建設業界に限らずゴルフ業界、食品業界などの調査も行っていましたが、段々と建設業界の仕事が増えて来たこと、ネットワークができたことでこの業界に絞り込んだ。建設業界と言っても土木資材、建築資材、住宅建築、住宅設備機器、オフィス建築、オフィス家具などと幅広く、建設業界に絞り込むだけでも充分でした。

過去を振り返って、忘れられない調査といえば、ハウスメーカーからの調査で「新聞広告評価調査」。ハウスメーカー各社、例えば、大和ハウス、ヘーベルハウス、積水ハウス、住友林業などの新聞広告を、レンタルオフィスの壁一面に貼り付けて、生活者に住宅モデルやキャッチコピー、タレントの評価をヒアリングする調査。面白くもあり大変でもありました。何が大変かというと、生活者を街頭(銀座)でキャッチしてレンタルオフィスの会場まで案内するのが一苦労。SNSの時代、このような手法の調査はもうできませんね。

ゼネコンからの調査は、「ドーム球場の潜在需要地域発見調査」。今でこそドーム球場は6ヵ所あるが、当時ドーム球場は東京ドームだけ。そこで今後、ドーム球場が何処にどれだけ建築されるかを調査。調査基準は、「100m/辺以上のスポーツ施設大空間が可能な地域を探すこと」で、調査項目は各地域別(市別)に①人口・世帯②保健体育費③スポーツ用品消費額④財政力⑤商店販売額⑥銀行貸出額⑦大型イベント開催数⑧降雪・降雨日数を、朝日新聞社の「民力」(現在は廃刊)から抽出し、成長率を1~5ポイントに定め、高い成長率の地域を選ぶ。そんな調査でした。今ではITですぐに情報収集できますが、当時は大変でした。

建材メーカーからの調査といえば、断熱材メーカーからの案件で「全国工務店断熱材普及率調査」を実施。断熱等級に従って、全国の工務店にアンケートを郵送。配布件数は1,000件。回収率を高める為に「日本建築マーケティング研究所」を立ち上げ、電話フォロー活動も行って回収率70%まで引き上げた。主な調査項目は、壁・床・天井別の使用断熱材の種類や断熱材のメーカー、課題や要望などを調査した。ここで大変だったのが、都道府県別・市別・断熱等級別のサンプリング数の設定や、回収率を高める電話フォロー活動である。小規模工務店の社長は昼間現場にいるので、電話をかけるのは殆ど夕方以降。

他にも忘れられない調査案件は数多くある。40年を振り返って言えることは、調査は「調査設計力」にあり。調査は「聞く力・見る力」と思う。調査設計が曖昧だと良い結果が出ない。そのためには、クライアントとの詰めが大事になる。聞く力と見る力とは情報収集力や情報判断力であり、その感性がなければ情報は集まってこない。弊社は調査を行うコンサルティンググループとデータ提供を行うデータサービスグループがあるが、ここまでの礎を築いたのは調査であり、これからも調査マインドを大切にしたい。そんなホームページになっています。

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