帰ってきた現地訪問

今回は「帰ってきた現地訪問」です。最近SNSやニュースでにわかに話題の“東京・目黒に出来た池が湧水ではないか?” について 、実際に現地を取材してみた。

池の様子 YahooニュースFNNプライムオンラインより抜粋https://news.yahoo.co.jp/articles/c1575afe5f78f9b193d30cc189732fdce8689764

訪れたのは東京都目黒区上目黒2-32のエリア。ここの近隣、目黒川では「目黒川河床整備事業」が東京都発注で令和15年までの予定で行われている。そのため弊社のD-NET都道府県版関東においても要注目のエリアだ。また目黒川支流の蛇崩(じゃくずれ)川が暗渠として流れており、蛇崩川周辺の標高が低い地域の突端にあたるため周囲の標高が高く、崖のようになっている地形である。

当初計画ではアパートの建設が
下から見上げる。随分と泥が溶け出しているのがわかる

該当の土地で建築工事予定されていた。弊社のKJ-NET(KJ500)においては2024年1月時点でのデータ(既に変更が生じている点にご留意ください)によると、当初の計画であれば、RC造で3階建て、敷地面積371㎡ 、延べ床面積607㎡の共同住宅が2024年4月に着工、2025年1月に竣工の予定であった。

実際に訪れて

5月下旬、現地を訪れると既にポンプでの吸い出しが進行しており「池」ではなくなっていた。

裏手の伊勢脇神社の公園から見下ろす。擁壁の高低差がわかる

目黒区上目黒地区は丘陵地帯があり、実際に現場に行くと周囲との高低差に驚かされる。しかも3方を囲むように擁壁が切り立っていることもあり下から見上げるとそそり立つような迫力があった。
標高図を見ると当地(●)を囲むように標高が高くなっている

当地はその地形を活かした街並みが特徴で、住宅地や公園が丘陵上に配置されており、その丘陵の中腹に位置する坂に囲まれた閑静な住宅街という印象であった。付近には天祖神社や緑豊かな伊勢脇公園があり、地元の人たちから親しまれている。物件の竣工が楽しみである。

今後も建築工事の情報はKJ-NET(KJ500)、土木工事の情報はD-NETで展開して参ります。

(担当:片岡 優介)

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