建築物件探訪記 地方都市の再開発事業

近年の再開発事業では「少子高齢化対策」「省エネルギー化」「コンパクトシティ」「防災機能強化」「賑わい創出」といったキーワードが見受けられる機会が多い。再開発事業は地方自治体の都市計画との関わり合いも少なくなく、地方創生の視点を含めて様々な目的の物件が立ち並ぶ。今回はKJ-NETでも取り上げた千葉駅周辺の再開発事業5件に注目する。

千葉駅周辺のこれまでの再開発事業物件

防災機能強化が強く意識されるきっかけにもなった東日本大震災以降では「WESTRIO(千葉駅西口第2種市街地再開発)」(2013年竣工/総延べ25,579㎡)や「JR千葉駅・駅ビルペリエ1(2018年全面開業)」が注目される。 
WESTRIOは店舗やオフィス、ホテルなど3棟構成で一体的に見えるよう配置されており、リニューアルしたJR千葉駅は千葉都市モノレール千葉駅、京成千葉駅にバリアフリーでの接続が可能である。
また、2020年3月に竣工したばかりの「ウェストゲート千葉(千葉駅西口地区第2種市街地再開発事業B工区)」は、新日本EXビル(B1棟)、新千葉公園ビル(B2棟)、三愛記念病院(B3棟)の3棟構成。530床の病院をはじめ、商業施設、共同住宅、保育園、公園といった複数の用途を備えている。3つの物件は一つのペデストリアンデッキで接続されており、バリアフリーでスムーズな人の流れを創出する構造となっている。再開発事業が単独ではなく相互に関わり合って計画されている背景が感じられる。 
(施工/B1棟・B2棟/新日本建設、B3棟/清水建設・新日本建設JV。設計/新日本建設・東急設計コンサルタント・久米設計・清水建設JV)。

現在、今後の再開発事業物件

現在、進められている再開発物件として、2022年秋に竣工予定の「千葉駅東口地区第1種市街地再開発事業(S/SRC造B1-9F建て24,880㎡。設計/松田平田設計、施工/清水建設千葉支店)」がある。JR千葉駅東口ロータリーと隣接しており、用途はオフィス商業施設となる。
今後の計画で2021年5月着工、2023年3月竣工予定の「新千葉2・3地区第1種市街地再開発事業(N棟/RC造9F建て1,600㎡、S棟/RC造15F建て7,600㎡)」は、前出の「ウェストゲート千葉」の隣接地でペデストリアンデッキで連結が予定されている(右図)。用途は商業施設・共同住宅などとなっている。千葉駅を中心とした再開発や大規模共同住宅・複合ビルなどの建築計画が途切れなく予定されており、今後もその変化に目が離せない。

(担当:西浦 政朋)

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