BIM/CIMの加速
建築・土木関連のニュースやD-NETの作成時の公告、特記仕様書の確認等で「BIM/CIM」を目にすることが多くなってきた。 BIM/CIMは、調査・測量⇒設計⇒施工⇒維持管理のサイクルにおいて3次元モデルを活用することで、業務の効率化や、3次元モデルにしかできない新たな価値を生み出したりする土木分野の取り組みだ。
国土交通省は昨年「BIM/CIMポータルサイト【試行版】」を立ち上げており、BIM/CIMの活用を促進させる狙いが見て取れる。まだ試行版ではあるがBIM/CIMの基準や要項等がひとまとめになっており、BIM/CIM活用をスタートするための入門としての役割が期待される。今回はそのBIM/CIMの動向について解説したい。
件数は増加傾向

ここで直近のBIM/CIM工事の推移を見てみよう。右表は国土交通省が発表した資料になるが、令和元年度(2019年度)のBIM/CIM活用業務(設計)・工事は平成30年度(2018年度)の倍近くを目標と見込んでいる。
BIM/CIM活用業務・工事の件数は着実に増加しているが、その内訳は年々設計が占める割合が増加しており、興味深い傾向にある。
BIM/CIMの活用傾向は、当初は設計のみであったが、年々、工事の件数が増加し、平成28年度(2016年度)の87件をピークに平成30年度(2018年度)には工事と設計の件数が逆転(設計が147件、工事が65件)となっている。そこで、目標値を400件と掲げている令和元年度(2019年度)の結果は、設計と工事の比率大きく変わるのかが要注目である。現状の推移としては、設計の件数が多いものと予想されるが、改めて2019年度の集計が発表された際には本レポートで取り上げていきたい。
(担当:片岡 優介)
建設マーケティングのプロフェッショナルが入札情報を建設・マーケティングの視点で整理した土木工事入札情報は、発注者詳細・ICT活用工事・工事内容など、工事に関わる情報はエクセルにすべて表示。貴社での内容確認作業の手間を大幅に軽減できます。