件数は大きく増加
今回は、2019年4-8月に公告された案件を基にICT活用工事の最新動向をお伝えいたします。同期のICT活用工事件数は1,635件となりました。前年同時期が1,075件だった為、152.1%と大きな伸びを見せました。
2019年を国交省は『貫徹の年』と位置づけており、「施工や測量だけでなく、3DデータやBIMとCIMを用い維持・管理にまで拡大する」としています。昨年に続きICT活用工事の裾野が拡大していることが伺えます。
その要因として、2019年度は新たにICT活用工事が適用される工種が拡大したことが挙げられます。道路土工、擁壁工、舗装工、浚渫工などに加えて法面工(吹付)や地盤改良工、付属構造物設置工など7種の工種でICT活用工事の対象が追加。そのため、複数工種を組み合わせたICT活用工事の導入が可能となりました。

ICT活用工事の発注方法
D-NETでは、ICT活用工事発注方式(発注者指定型、施工者希望型)の分類もしており、前年対比でみてみると2019年4-8月で発注者指定型は130件で対前年比168.8%、施工者希望型は1,505件で対前年比150.8%となります。発注者指定型は、必ずICT活用工事を実施する案件です。施工者希望型は、ICT活用工事を発注した施工者に委ねられるため、必ずしも実施する訳でありませんが、施工者のICT活用工事に対する意識付けにはなっていると考えます。
それを裏付ける理由として、2019年7月に発表された国交省の資料によると、ICT活用工事の実施率は2016年度36%、2017年度42%、2018年度57%と順調に推移しています。
今回紹介しました内容は『全国土木工事情報D-NET』から抽出したデータが基になっております。ICT活用工事 (i-Con対象)の有無情報はD-NETの特長です。それを週1回の配信でリアルタイムに推移を追うことが出来ます。
是非ご活用ください。
※ICT活用工事とは「3次元起工測量」「3次元測量設計データ作成」「ICT建機による施工」「3次元出来形管理等の施工管理」「3次元データの納品」の各段階でICT施工技術を全面的に活用する工事。
(担当:片岡 優介)
建設マーケティングのプロフェッショナルが入札情報を建設・マーケティングの視点で整理した土木工事入札情報は、発注者詳細・ICT活用工事・工事内容など、工事に関わる情報はエクセルにすべて表示。貴社での内容確認作業の手間を大幅に軽減できます。