2020年度上期 i-Construction最新動向

新型コロナウイルスの影響

2020年を語る上で新型コロナウイルスを無視することはできないだろう。D-NET配信の工事全体の公告件数の過去2年の推移を表した。2019年上期と比較すると工事件数の合計は2020年度3,170件、2019年度3,363件と昨年度の方が多い。若干ではあるがコロナウイルスの影響がうかがえる。
2020年4月は497件で19年度よりも公告数が若干多い。しかし5月は19年675件に対し522件と100件以上減少している。6~7月は持ち直した。特に7月は第二四半期の始めであることも大きい。その後の8~9月の少なさは7月の公告数の多さの反動と考えられる。理由としては屋外の土木工事であればいわゆる「3密状態」を比較的避けやすいことから、工事そのものよりも入札を発注する整備局側の業務の滞りによるものと考えられる。
コロナ禍において他業種が被った打撃を考えると、上期が約200件の減少で留まったのは不幸中の幸いといえる。

ICT活用工事の推移

2020年度上期時点の国の直轄工事は3,176件。その内ICT活用工事の公告数は2,001件となった。
2019年度に対して52.6%に達し、前年19年度上期の1,811件を上回っている。また2017年度1年間の2,181件に迫る勢いだ。
下期も2019年度下期と同等のペースで推移すれば、2020年度は約4,200件を超える予想である。前年度を上回ると見込む。
今後もD-NETを活用したi-Constructionの最新動向を注目していただきたい。

(片岡 優介)

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