コロナ禍での建材提案活動

年が明けてあっという間に2ヵ月も過ぎようとしていますが、私は引き続き、設計事務所へ定期的に訪問しております。今回は少し趣きを変えて、施主と設計士、弊社に関わるお話をお伝えしたいと思います。

施主へ意匠性ガラス建材を提案したい建材メーカー

クライアントであるガラス建材メーカー様から、とある大学の付帯施設へ意匠性ガラス建材を提案して欲しいとの依頼を受け、施主である大学の管財課の責任者へ訪問しました。その大学は東京都下に所在する大学で、たまたまですが私の母校でもあり、久しく足を運ぶ事のなかったキャンパスの事務所棟で意匠性ガラス建材のサンプルとカタログを責任者に見て頂き、その評価を伺いました。儚げな白い紋様がガラス内部に立体的に浮き上がるガラス建材であり、同学の校歌にも出てくる「白門」という言葉にも併せて、エントランス周りで採用してはどうでしょうかと、いつになく熱のこもった提案をしていました。

学校はコロナ対策が優先で予算が厳しい

その後、少し日を置いて、改めて施主である管財課の責任者へアプローチしましたが、新型コロナの感染予防対策で授業をオンラインで行う為の機材購入、関連するネットワークシステムの費用負担があり、当初は付帯施設にかけるはずだった予算を切り崩している状況。また、この件については、設計事務所に任せている部分も多いので、出来れば設計事務所の担当者に提案して欲しい、との事でした。そういった事情を踏まえ、設計事務所の設計士の連絡先を伺い、別のアプローチに切り替える事にしました。しかし、設計士はコロナ禍の影響で在宅ワークを会社から強いられており、今後はいつ出社出来るか分からないとの事。先ずはカタログと施工事例の資料を郵送させて頂くことにしました。

施主と設計士で打ち合わせを重ねて

ガラス建材のカタログや資料を郵送し、設計士と携帯電話で連絡を幾度か取りましたが、中々お会いする事が出来ません。しかし、ガラス建材の評価自体は上々で、是非使ってみたいとの評価を頂きました。弊社は建材を採用してもらう事でクライアントから費用を頂く事はないのですが、自分が交渉窓口になってスペックインまでこぎつけると、それは嬉しく、やりがいを感じます。更なる推奨として、白色が同校のカラーコンセプトにも合う事も伝えると、設計士から「相馬さんが同校のOBだとも聞いてますよ」との話。施主である管財課の責任者は更に設計士と打ち合わせを重ねて、色々な情報共有をしていたそうです。よほど私が食い下がっていたのか、我ながら恥ずかしく思いましたが、とにかく採用して欲しい、との思いが増すばかりでした。

担当の設計士と対面

この物件へのスペックイン推奨活動で動き出した頃は、まだ梅が咲き始めた頃でした。それから時間が経ち、ようやく設計士を訪問する事が出来たのは桜が散る季節。飯田橋にある事務所へ訪問し、3m前後のソーシャルディスタンスを保っての商品提案。サンプルをしげしげと眺める設計士の印象的でしたが、最終的には採用は見送りとなりました。今回の商品採用には、ある程度の手応えを感じていましたが、新機軸の商品採用は難しく、申し訳ないとの事。ですが、私にとっては記憶に残る、非常に良い経験になりました。 

【担当:相馬 義輝】  

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