非住宅木造建築はすでに“拡大フェーズ”。今月のテーマは「木造建築の周辺 性能建材」です。

非住宅木造建築は単なる「環境に良い建築」ではなく、建築市場の構造を変えはじめているテーマです。
2023年度の市場規模は8,788億円(前年比33.7%増)と大幅成長し、2024年度は約8,800億円、2030年度には1兆1,400億円に拡大見通しとなっています。

出所:ハウジング/非住宅木造市場、2023年度は前年度比33.7%増矢野経調べ
https://www.s-housing.jp/archives/366679?utm_source=chatgpt.com

■非住宅木造建築市場が伸びると予測される4つの理由

① 脱炭素・ESG圧力

SDGsやカーボンニュートラル対応により、環境負荷軽減に寄与する木材利用のニーズは今後拡大すると予測できます。
また、2050年カーボンニュートラルに向け、大規模木造は世界的潮流とされ、日本でも法改正により市場環境が大きく変化してきています。

② コスト構造の変化

鉄・コンクリートなど原材料価格の高騰を背景に、建築コスト低減につながる木造へのニーズが増加しています。
ただし同時にコスト抑制の動きもあり、小規模化・低層化の傾向にあります。
現時点では「中高層木造が急増」ではなく、低層から置換が進行している状況です。

③ CLT技術の進化

欧米を中心にマンションや商業施設などの壁や床として普及しています。
日本でもこれまで木材があまり使われてこなかった中大規模の建築物などに用いることにより、木材の新たな需要や新しい産業分野の創出が期待されるものとして、地方創生の一方策としても大きな期待が寄せられています。

④ 普及率は低い

現状、低層非住宅の木造率は約15%、中高層(4階以上)は1%以下となっています。
つまり市場余地は極めて大きいと捉えることができ、これは設計事務所にとっては技術参入が早いほど優位性が高くなる典型市場ということができます。

■用途別に見る“伸びる領域”

建築コスト低減にもつながる木造へのニーズが増加しており、コスト競争力の高い低層の非住宅木造市場などで堅調に推移するとみられます。
拡大しやすい用途としては、店舗、事務所、医療・福祉施設、教育施設など中低層・大スパン不要な分野が考えられます。
それに対し、超高層オフィス、大規模物流、重荷重施設では、まだ難しいといえます。
RC/S造の代替ではなく“領域の棲み分け”がしばらくは続くと思われます。

そこで今回は、「木造建築の周辺性能建材」を建材データベースサイト「BiC建材LABO」掲載製品の中からピックアップしました。

<日之出水道機器株式会社>壁無双450柱脚金物「キューブコネクター」

「中層木造の構造設計自由度を高める接合ソリューション」

壁無双450は、柱と耐久壁を一体化させた、幅 450mm の高耐久壁柱です。
なんとその壁倍率は 29倍を実現。業界最高クラスの壁倍率を誇ります。

詳細はこちらから
https://www.bic-net.jp/k-labo/hinode-sk_07/

<野原グループ株式会社>人工再生木ルーバー WOODSPECフェザールーバー

「“木造風”ではなく“木質建築”を成立させる外装材」

再生木材シリーズWOODSPEC「フェザールーバー」は、非常に軽量で施工性も良好な人工再生木ルーバーです。
従来の木目ラッピングや木質被覆では成し得なかった木質感と、再生木材ルーバーでは成し得なかった徹底的な軽量化、ローコスト化を実現しました。
アルミ芯材と組み合わせた合理的な強度設計や寸法モジュールにより、高い設計施工性を誇ります。

詳細はこちらから
https://www.bic-net.jp/k-labo/nohara-g_01/

<東光東芝メーターシステムズ株式会社>スマートメーターと自動検針システム【検針ソリューション】

「エネルギー使用量の可視化に貢献」

様々な施設の遠隔検針および電気料金取引にご使用頂ける一般産業用スマートメーターと検針システムをラインアップしております。
検針業務の効率化や省エネ実現に向けた遠隔検針とエネルギー使用量の可視化に貢献します。

詳細はこちらから
https://www.bic-net.jp/k-labo/toshiba_toko_smas/

<岩谷テクノ株式会社>屋上配管ボックス【テクノポッポ】

「軽量・コンパクトで屋上部材に最適」

屋上の配管工事における雨仕舞い、通称「ハト小屋」をユニット化。
驚くほど軽くてコンパクトで、コンクリート打設していた従来の「ハト小屋」の代替として、さまざまなメリットをご提案します。

詳細はこちらから
https://www.bic-net.jp/k-labo/iwatani-techno_01/

今月のキーワードセレクト

建築設計にまつわるキーワードを毎月1つピックアップ。
建材ポータルサイト「BiC建材LABO」の中から、関連する製品をご紹介します。

●今月のキーワードは【基礎・地盤工法】です。

<カネカフォームプラスチックス株式会社>高性能地中外壁用防振材「ビブラン-E」

都市部では、道路や地下鉄、鉄道等が建物近傍に存在し、これらを発生源とする地盤振動が建物の振動障害を起すことが多く見られます。
「高性能地中外壁用防振材ビブラン-E」は振動遮断性能に優れ、施工性が良く、地中設置に必要な耐化学薬品性、耐水性を備え、経年変化の少ない地中外壁用防振材です。

詳細はこちらから
https://www.bic-net.jp/k-labo/knkfps_02/

<城東テクノ株式会社>Jotoキソパッキング工法

『Jotoキソパッキング工法』は、キソパッキンを含む3つの製品で実現します。
「キソパッキン(キソパッキンロング)」に加えて、室内への湿気やカビの流入、結露を防止する「気密パッキンロング」を玄関・勝手口土間区画に。
壁体内への通気をサポートする「Joto防鼠付水切り」を外周に用いることで、全周換気で床下全域を乾燥させる『Jotoキソパッキング工法』が実現します。

詳細はこちらから
https://www.bic-net.jp/k-labo/joto_02/

<三谷セキサン株式会社>Hybridニーディング工法

従来工法に比べ、支持力と施工管理を強化した高支持力杭工法で、いままで以
上にフレキシブルな設計が可能です。
・施工面でも新しい品質管理手法を取り入れ、よりコストパフォーマンスの高
い、環境にも考慮した基礎杭を提供いたします。

詳細はこちらから
https://www.bic-net.jp/k-labo/sekisan_01/

BiC建材LABOは「全国建築計画情報 KJ-NET」契約企業様の取扱製品をデータベース化し、弊社取引先の約2000名の建築設計事務所、ゼネコンの設計士様に対して、最適な製品をご紹介するサービスです。
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