新型コロナウィルスの感染拡大に混迷した2021年を、過去2年間の竣工状況とともに、KJ-NETの用途別で分析した。
過去3年間1-12月における延床面積・地域別の竣工状況(3都市圏・5用途)

2021年の竣工延床面積傾向
工業・流通(主なカテゴリー:工場、流通センター、倉庫など) 2020年と比較して7.68%増加。
「流通センター」のウェイトが約76%を占めており、50,000㎡以上の物件が2019年の25件、2020年では30件、2021年では31件と順調に増加している。
商業(主なカテゴリー:店舗、宿泊施設、レジャー施設など)2020年と比較して33.14%減少。
「店舗」では約25%、「宿泊施設」では約52%と大きく減少。宿泊施設では1件あたりの平均延床面積でも減少傾向にあり、3000㎡未満の物件数が半数以上を占めるようになった。
事務所(主なカテゴリー:オフィスビル、研究所など)2020年と比較して16.76%増加。
「オフィスビル」のウェイトが約76%を占めている。2020年と比較すると物件数では197件から229件と増加しており、1件あたりの平均延床面積でも約5,176㎡から約5,843㎡と増加傾向がみられた。
教育(主なカテゴリー:幼・保育園、小中高、大学など)2020年と比較して35.82%減少。
「幼・保育園」 ・「大学」では減少していたのに対し、再編が進む「小・中・高校」では増加となった。
福祉(主なカテゴリー:養護施設、福祉施設、社会福祉施設など)2020年と比較して4.61%増加。
「養護施設」が約80%のウェイトを占めており、物件数も増加している。
2021年の竣工データから見えること
2020年は前年比で減少傾向にある用途が多く見受けられたが、2021年では回復傾向にある用途も見受けられた。ウィズコロナ時代を迎え、建築業界における変化の状況を今後も引き続き注視していく。
【担当:西浦政朋】
<延床面積算出条件> 弊社配信サービス「全国建築計画物件情報KJ-NET」より
①2021年12月10日配信時点のデータ ②竣工年:2019~2021年 ③延床面積:空欄の物件は対象外④進捗:実施設計・設計完了・着工・竣工のみ
⑤工事分類:新築・改築・増築のみ ⑥各都市圏の分類:首都圏=東京・神奈川・埼玉・千葉、中部圏=愛知・静岡・岐阜・三重、近畿圏=大阪・京都・滋賀・兵庫・奈良・和歌山
全国建築計画物件情報「KJ-NET」は、建築のプロが独自のノウハウで作成した建築計画情報をリスト化し、エクセルデータ (CSV形式 )にて月2回配信するサービスです。
建築計画情報の収集力強化、情報収集の時短化、営業活動の効率化を実現し、建築計画の進捗に合わせて貴社の商品・サービスにおけるタイムリーな営業活動をサポートいたします。
建築計画情報の収集力強化、情報収集の時短化、営業活動の効率化を実現し、建築計画の進捗に合わせて貴社の商品・サービスにおけるタイムリーな営業活動をサポートいたします。