少子高齢化による労働人口の減少、 急速な技術革新がもたらすデジタル・トランスフォーメーション等により、建設業界は大きな構造変革が進行中です。その一例としてBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)やCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)の活用が進められています。そこで今回はBIM活用における進捗状況について紹介します。
BIM/CIMの導入はここ数年で大きく進展

国交省では、BIM/CIMの導入において、業務については2012年度から、工事については2013年度からBIM/CIMの試行を進めています。国交省がまとめた資料によると2018(平成30)年度まで、設計業務で291件、工事で339件の合計630件で実施されています。特に2018年度は、大規模構造物詳細設計においてBIM/CIMを原則適用することとした為、設計業務で147件、工事で65件の合計212件でBIM/CIMの活用がなされ、その前年度の2017年度と比べ大幅に増加しました。
BIMの導入当初は、 それまで2次元の平面図、立面図、断面図で表現されてきた建築物を、パソコン上で3次元モデルとして扱う技術としてBIMが注目されました。計画段階や基本設計、実施設計など設計段階で使われ始め、続いて詳細なBIMモデルを使っての施工計画や墨出し、施工管理など、「施工BIM」と呼ばれる活用も増加傾向にあります。 さらにBIMを使った維持管理ビジネスもみられる等、ここ数年技術的には飛躍的に進歩してきました。

BIMの効率的運用が普及拡大の鍵
国交省の建築BIM推進会議が2020年から2021年にかけ、日本建築士会連合会他業界13団体に対して実施したアンケートによると、BIMの導入状況は、「導入している」が46%、 「導入していない」が53%、「不明」が1%となり、まだ過半超が「導入していない」と回答しています。また「導入していない」理由については、「発注者からBIM活用を求められていない」「CAD等で現状問題なく業務を行うことができている」「BIMを習熟するまで業務負担が大きい」といった点が多くを占めています。
実際にゼネコンや設計事務所に対し、BIMに関する取り組みについて取材してみますと、すでに導入済みの企業が多いですが、使いこなすのに時間がかかる、人手が足りない、建材メーカーから流通に至るまで同じBIMソフトを使う必要がある等が課題と答える企業が大半を占めました。建設業界ではもはやBIMは欠かせないツールになっているだけに、人材育成を含めどう効率的に運用していくかが大きなテーマと考えます。
緻密なBICのマーケティングリサーチが有効
今後も建築業界ではBIMを含め効率化、省人化に対応するシステム、設備、建材商品が不可欠です。その為にも使用する需要家の声をしっかりヒアリングすることで、事業計画を構築することが重要です。BiCは緻密なマーケティングリサーチで貴社の売上増の為に有効です。
(鈴木和雄)
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