経済活動の再開に向けて試行した2021年度を、過去2年間の竣工状況とともに、KJ-NETの用途別で分析しました。
過去3年度4-3月における延床面積・地域別の竣工状況(3都市圏・5用途)

2021年度の竣工延床面積傾向
工業・流通(主なカテゴリー:工場、流通センター、倉庫など) 2020年度と比較して39.15%増加。
「流通センター」のウェイトが約79%占めており、50,000㎡以上の物件が2019年度29件、2020年度24件、2021年度36件と増加傾向にある。
商業(主なカテゴリー:店舗、宿泊施設、レジャー施設など)2020年度と比較して21.24%減少。
「店舗」で約21%、「宿泊施設」で約31%と大きく減少、「レジャー施設」では約74%と大きく増加。
「店舗」では1件あたりの平均延床面積でも減少傾向にあり、2,000㎡未満の物件数が半数以上を占める。
事務所(主なカテゴリー:オフィスビル、研究所など)2020年度と比較して11.26%増加。
「オフィスビル」のウェイトが約74%を占めており、物件件数で204件から243件と増加、1件あたりの平均延床面積では約6,217㎡から約4,860㎡と減少傾向がみられた。
教育(主なカテゴリー:幼・保育園、小中高、大学など)2020年度と比較して23.06%減少。
「大学」では減少していたのに対し、再編が進む「幼・保育園」 ・ 「小・中・高校」では増加となった。
福祉(主なカテゴリー:養護施設、福祉施設、社会福祉施設など)2020年度と比較して1.21%減少。
「養護施設」が約78%のウェイトを占めている。物件数は微減だが平均延床面積は増加しており、全体として概ね横ばいの状況となっている。
2021年度の竣工データから見えること
2020年度は全体的に減少傾向であったが、2021年度では増加傾向にある用途も見受けられた。一方でウィズコロナによるニーズの変化により建築業界の変化も見受けられた。今後も引き続き調査を継続していく。
【担当:西浦政朋】
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