資材高騰が懸念される2022年度第1四半期を、過去2年間の竣工状況とともに、KJ-NETの用途別で分析しました。
地域別竣工延床面積状況(3都市圏・5用途、過去3年度第1四半期ベース)

2022年度第1四半期の竣工延床面積傾向
工業・流通(主なカテゴリー:工場、流通センター、倉庫など) 2021年度と比較して9.8%増加。
「物流施設」のウェイトが約83%を占めており、物件数では2020年度19件、2021年度23件、2022年度36件と増加傾向が継続している。
商業(主なカテゴリー:店舗、宿泊施設、レジャー施設など)2021年度と比較して32.6%増加。
「店舗」では約23%、「宿泊施設」では約71%と大きく増加。2021年度に大きく減少した反動もあり、2022年度は増加する結果になった。
事務所(主なカテゴリー:オフィスビル、研究所など)2021年度と比較して57.0%増加。
「オフィスビル」のウェイトが約81%を占めており、2021年度と比較すると物件件数では50件から54件と増加し、1件あたりの平均延床面積でも約2,925㎡から約3,747㎡と増加傾向がみられた。
教育(主なカテゴリー:幼・保育園、小中高、大学など)2021年度と比較して95.7%増加。
「幼・保育園」では減少していたのに対し、「小・中・高校」、「大学」などでは増加となった。
福祉(主なカテゴリー:養護施設、福祉施設、社会福祉施設など)2021年度と比較して77.5%増加。
直近3年度の物件数では2020年度56件、2021年度59件、2022年度74件と増加傾向が継続している。
2022年度第1四半期の竣工データから見えること
2020年度から2021年度にかけて減少した分を取り戻すように、2022年度では大きく増加傾向を示し、経済活動が再始動し始めたようにも見えるが、今後は物価上昇・資材高騰の影響を受けてくることが予想される。 引き続き注目して調査を継続していく。
【担当:西浦政朋】
<延床面積算出条件> 弊社配信サービス「全国建築計画物件情報KJ-NET」より
①2022年8月10日配信時点のデータ ②竣工年度:2020~2022年度 ③延床面積:空欄の物件は対象外④進捗:実施設計・設計完了・着工・竣工のみ ⑤工事分類:新築・改築・増築のみ ⑥各都市圏の分類:首都圏=東京・神奈川・埼玉・千葉、中部圏=愛知・静岡・岐阜・三重、近畿圏=大阪・京都・滋賀・兵庫・奈良・和歌山
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