D-NET情報

2023年度上期ICT活用工事動向【前編】

今回は弊社全国土木工事情報D-NETより、以下の条件で抽出・集計した。2023年度上期(2023年4月1日~2023年9月30日)に公告された土木工事・ICT活用工事かつ国の直轄工事(各地方整備局・北海道開発局・沖縄総合事務局)が対象。
※以前の年度のデータも一部随意契約など後から判明した工事の補正・再集計。
※ICT工事(土工や法面など)とCIM工事を広義のi-Constructionと捉え合算。

23年度上期の工事件数は微減

2023年度上期の公告件数は2022年度上期より減少した。しかし21年度上期⇒22年度上期の減少幅と比べ緩やかであり、22年度とほぼ同水準で推移している。

ICT活用工事の件数

2023年度上期のICT活用工事の公告数は1,722件となった。工事の母数が多かった2021年度の1,676件をも上回っている。23年度は83.5%、22年75.0%、21年度67.7%とICT活用工事の占める割合は増加している。これは適用工種の拡大が続いていること、i-Constructionとしての取り組みが2016年から数えて8年目になり発注者・受注者ともにICT活用に円熟していることが要因の一つではないかと考えられる。

(担当:片岡 優介)

 

全国建築計画物件情報「KJ-NET」概要

全国建築計画物件情報「KJ-NET」基本活用編

TOP