調査物語

明けましておめでとうございます。

謹んで新春のお喜びを申し上げます。旧年中は格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。さて昨年を振り返ると、ようやくコロナ社会を抑えて国内では人流が急激に回復し、また海外からの観光客も増加。東京では最高気温30℃以上の真夏日が64日間も続いて過去最高を記録するなど、異常気象も見られました。世界的インフレに伴う原材料や資材価格、エネルギー価格の高騰、また物流費や人手不足による人件費の高騰などは今後も続くと考えられる状況下、日米間の金利差の拡大を背景に円安ドル高が続いており、まさに課題が多く残った一年だったと思います。嬉しかったことはWBCの優勝と阪神タイガーズの日本シリーズ優勝ですかね。

弊社の昨年は大きな変化もなく安定した一年でした。データサービスグループのKJ―NET、D-NETは順調に推移し、コンサルグループのアクト調査やマーク調査、オプション調査活動は月により変動はあったもののクライアントからの受注が安定していたためどうにか乗り越えた。

データサービスグループのKJ-NETは累計契約企業数約600社で、内訳は全国情報の契約企業が約60%、地方情報の契約企業が約40%。分野別では建材43%、設備24%、建築関連20%、建築関連以外13%。建築関連分野で一番多い分野がビル管理、次いで内外装工事、商社・卸、不動産管理となっている。

建築関連以外では飲料・自動販売機、給食、ソフトウェア、リサイクルなどが多かった。昨年は特に、ソフトウェア会社が新たなサービスとしてKJ―NETを組み込んでいるケースが目立った。
D―NETの契約企業数は約20社とKJ―NETと比べると少ないが、情報単価が高く、建設機械メーカーやリース会社など、大手企業は殆ど契約をしている。

コンサルグループは、先月号でも伝えたマンション断熱リフォームやマンションリノベーションリフォームに、どの様な資材を使用しているのか、どのような工法が短工期で施工できるのか、など古いマンションの課題やニーズに関わる調査が多かった。それ以外では開発した外壁材や屋根材などのサンプルを設計事務所、工務店、ハウスメーカーへ持参し、その商品の評価(色・柄・サイズ・厚み・耐候性・価格)を確認するオプション調査も多かった。アクト調査は設計事務所などに商品を持参してPRをする調査で、昨年は床材を受注した。マーク調査は電話でキーマンを探して商品PRと評価を聞く調査で防水材を受注した。

今年は元旦から能登半島沖地震が起こって大変な一年の始まりだが、弊社としては安定から飛躍の年にしたいと思います。企業である以上、何かを起こさなければ濁った池のようになるか、池に新しい水を入れなければ池が干上がってしまう。それでは企業は勝ち残っていけない。

そんなことで、今年は辰年です。辰年は草木が成長して活力が旺盛になる年と言われています。今年は建築ストック、人手不足、生成AI、データ化から作業の効率化や標準化が求められ、特に建設業界に於いては、それが顕著に表れてくると思います。その市場動向を背景に弊社も邁進してまいりたいと思います。本年も宜しくお願い申し上げます。

全国建築計画物件情報「KJ-NET」概要

全国建築計画物件情報「KJ-NET」基本活用編

TOP