林野庁は「伐って、使って、植えて、育てる」という“森林サイクル”を促進させる目的で、2005(平成17)年から建築の木造化・木質化や、木製品化の拡大を図る取り組みを行なっています。
その一環として、広く国民にアピールしているのが「ウッドチェンジ」です。
戦後造成された人工林が利用期を迎える中で、森林資源を循環利用し林業の成長産業化を実現するためには、建築物における木材利用を促進することが重要です。木材の利用はCO2の排出抑制及び炭素貯蔵を通じ、脱炭素社会の実現にも寄与します。
また、建築法の技術革新、建築基準の合理化により、非住宅・中高層建築物における木材利用の可能性が拡大しています。
これらを背景として、令和3年6月に公共建築物等木材利用促進法が改正され、「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が成立し、木材利用の促進の対象が公共建築物から建築物一般に拡大されました。
建物への木材の利用は、施主となる事業者にとっても、快適な空間の形成や生産性の向上、建物への愛着心の向上に加えSDGsへの貢献、ESG投資の誘引、社会的評価の向上といった経済的な効果が期待できます。
一部の事業者では、店舗やオフィス、中高層ビルの木造化・木質化に取り組む動きがでてきておりますが、まだ広く一般的な取組には至っていないのが現状です。
このため、川下から川上までの関係者が広く参画する官民協議会(民間建築物等における木材利用促進に向けた協議会(ウッド・チェンジ協議会))を設置し、川下をはじめ各界の声を聞き共有することにより、民間建築物等における木材利用に当たっての課題や解決方法の検討、民間建築物等における木材利用の先進的な取組等の発信など、木材が利用しやすい環境づくりに取り組んでいます。
出典:農林水産省ウェブサイト https://www.rinya.maff.go.jp/j/riyou/kidukai/wckyougikai.html
そこで今回は、
木材を用いた建材や樹木を活かすための関連の製品を建材データベースサイト「BiC建材LABO」掲載製品の中からピックアップしました。
<株式会社シマブン> 木製グレーチング「 ラフィーネ ひのき」

屋外で15年以上経過しても変わらないエコアコールウッド®は、世界文化遺産「厳島神社」の補修工事
にも採用されているほど、従来の保存処理木材とは全く異なり、木材の短所である割れ・腐れを
抑制して、海の中という非常に過酷な状況においても腐りにくい特徴を持っています。
詳細はこちらから
https://www.bic-net.jp/k-labo/shimabun_01/
<朝日ウッドテック株式会社> 保育施設向けフローリング/プレミアムキッズ

内装に木を使うと、子供の心が安らぎ、疲労が少ないとされています。
プレミアムキッズでは、保育園や幼稚園等の保育施設向けとして、明るい淡色系の樹種もラインナップ。
表面は、気持ち良い触り心地を追及したナチュラルマット塗装で仕上ています。
また、プレミアムキッズは床暖房が使用できます。
さらに傷みやすい保育施設の床に適した、より優れた耐摩耗性と汚れが拭き取りやすく跡が残りにくい
塗装仕上げでお手入れも簡単なので、保育士さんにとっても働きやすい環境づくりに貢献できます。
詳細はこちらから
https://www.bic-net.jp/k-labo/asahiwoodtec_03/
<日之出水道機器株式会社> 根上対策を施したレジンコンクリート製樹木保護材 ツリーガイドユニット

街路樹の根上を3重(①L型レジコンブロックの壁で根を真下に誘導、②防根忌避シート根上がりを防止、
③耐圧路盤材(パワーミックス)を活用した地盤改良による正常な育成)の対策で抑制します。
製品上部をインターロック充填式とすることで樹木保護材上も歩道空間として利用可能です。
耐圧路盤材(パワー ミックス)を活用することにより、雨水貯留浸透能力が向上し、道路の雨水流出を
カットします。
詳細はこちらから
https://www.bic-net.jp/k-labo/hinode-sk_02/
月間閲覧ランキング
建材ポータルサイト「BiC建材LABO」月間閲覧数TOP3をご紹介します。(対象期間/2025.3/15~2025.4/14)
No.1|<株式会社ノーリツ>即出湯ポンプユニット(PQU-400WT)

複雑な設計・部品調達・施工をスッキリ解消 !
即出湯ユニットPQUの導入により、従来負担となっていた部材点数が複雑になる見積依頼や部品調達、スケジュール管理などの様々な手間を解消。設置後の管理やメンテナンスの負担も軽減されます。
詳細はこちらから
https://www.bic-net.jp/k-labo/noritz_01/
No.3|<森松工業株式会社>ステンレスパネルタンク(溶接組立形)

世界で初めてステンレスパネルタンクを開発
森松は1970年に水槽材質にステンレスを使用し、また構造は力学的に理想的な形である球に着目して、平板に球の一部を組み合せたパネルユニットを自由に組み合せて製作できるステンレスパネルタンクを業界に先駆けて開発しました。
小型から超大型タンクまで製作可能で、受水槽、高架水槽をはじめ様々な分野の水槽にご使用いただいております。
詳細はこちらから
https://www.bic-net.jp/k-labo/morimatsu_01/
No.2|<三谷セキサン株式会社>Hybridニーディング工法

11年連続全国シェアNo.1の三谷セキサンは、【支持力と品質】【コストと性能】【設計の自由度と施工の確実性】などを融合させ、一つの目的である「確かな支持力」を提供する新たな工法として、Hybridニーディング工法を開発いたしました。
従来工法に比べ、支持力と施工管理を強化した高支持力杭工法で、いままで以上にフレキシブルな設計が可能。
施工面でも新しい品質管理手法を取り入れ、よりコストパフォーマンスの高い、環境にも考慮した基礎杭を提供。
詳細はこちらから
https://www.bic-net.jp/k-labo/sekisan_01/
当社は40年近い建築業界でのマーケティング活動実績・全国建築計画情報 KJ-NET運用実績を基にした建築業界における様々なデータ・スキル、ネットワークを活かして、建材・設備メーカー様と建築設計士様双方のビジネスニーズをマッチングさせるお手伝いをいたします。