近年、頻発する台風の被害や長引く天候不順により、住宅の傷み具合が気になるところではあります。
そこで今回は、戸建リフォームの中で、屋根リフォームの動向について調査した時のお話です。

最も不具合が生じる事象は“雨漏り”で、リフォーム工事は“屋根”が最も多い。
公益社団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センターがまとめた「住宅相談統計2018」によると、2017年度のリフォーム相談のうち戸建住宅において不具合が生じている相談は3,360件でした。その不具合事象で最も多いのは「雨漏り」で全体の16.1%を占めています(複数回答有り)。 また、同統計でリフォーム工事の種類別にみると、屋根工事が54.9%と最も多く、次いで外装工事の42.1%、内装工事が25.4%となっています。こうした統計上からも、戸建住宅においては屋根に対する悩みや困り事がいかに多いかがわかります。
雨漏りを防ぐには屋根材と下地材との“施工性・密着性”が重要
戸建住宅に使う屋根材には粘土瓦、化粧スレート、波型スレート、金属屋根材が使われますが、雨漏りを防ぐには下地材との施工性、密着性が重要な要素となります。下地材を固定する釘やビスが抜けることがあってはならない為です。 下地材は木製、樹脂製に大別されます。木製が価格の安さから多く使われますが、品質にバラつきがあり寿命も短いことから、最近は軽量性や作業性、品質安定性に優れた、高額な樹脂製が増えてきています。
現場の声から感じたこと
屋根施工業者さんから、屋根下地材は「基本的に施主の要望によって使い分けているが、木製でも近年は防腐処理により耐久性が向上している上、樹脂製にはない独特のしなり、しなやかさがある。施工性、品質安定性が資材選定の重要な要素になる」とのお話も聞くことができました。
最も大事な要素は、冒頭でも示したように「雨漏り」しない屋根を施工することであり、屋根材だけでなく、それを支える下地材等副資材を含めた施工性、作業性にあります。その意味で現場の声は商品開発上いろいろなヒントを与えてくれます。今回の調査では「商品の課題やニーズは現場の声を聞くことが重要」であることを再認識致しました。
(担当:鈴木和雄)
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