高層ビルでは定番のカーテンウォール

今や高層ビルの外壁材として欠かせない存在のカーテンウォール。全面ガラス張りのビルを見るにつけ、その圧倒的な外観に目を奪われてしまいがちですが、今回はカーテンウォールの成り立ち、市場動向等について解説します。
カーテンウォールは高層ビルをはじめとする大規模ビルの着工状況とほぼ連動した市場を形成しており、一般社団法人カーテンウォール・防火開口部協会によると、2017年の受注面積は864.5千㎡となっています(グラフ参照)。
カーテンウォールとその歴史

カーテンウォールは、建築物の外部空間と室内空間を仕切る「非耐力壁」の総称とされ(「帳壁」ともいう)、中高層ビルの外側を覆う壁面を指します。日本においては1950年代にモダニズム建築の外壁からスタートし1964年の高さ制限の撤廃後、超高層ビルの外壁として発達しました。80年代までは基本性能に関わる基礎的な技術開発が盛んに行われ、90年代以降は形状やデザインの自由度に対するニーズと共に市場が拡大していきます。
カーテンウォールを採用するメリット

大手設計事務所によると、カーテンウォール市場が拡大した背景として、①各種性能確保が容易、②品質安定・建物精度向上に寄与、③高所での危険な作業が減少したことで資材運搬の効率化/労働力(輸送負荷)の削減、といった利点が影響しています。また室内からの取付が可能で外部足場が不要、特にメタルカーテンウォールは軽量で薄い素材である為、建物全体が軽量化され、結果的に基礎を含む構造躯体の小型化や有効床面積の最大化が可能といった点が挙げられます。
カーテンウォールの今後の方向性
カーテンウォールの課題として、雨天や強風時には開放できない為、自然換気が難しくなる点が挙げられます。
今後はあらゆる建築物で省エネ化が進み、ゼロエネルギー化がますます強まっていきます。
カーテンウォールはビル建築において重要な役割を担っている為、雨水侵入や強風、突風を抑制する機能や耐震性でも優れた製品が求められます。
(担当:鈴木和雄)
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