8月残暑お見舞い申し上げます。今年8月の台風件数は8件。昨年の5件と比べると3件程多いが、過去の台風発生件数を調べると2016年7件、2004年8件、1994年9件と、今年8月が特別に多い様ではないようだ。但し、台風の気圧(940hPa=強い台風)が強い事や台風の進路が、今までと違っている様には感じる。因みに、895hPaの気圧は、町が飛んじゃうらしい。
台風の影響による被害は、川の氾濫や土石流、がけ崩れ、地すべり、最近では、ゲリラ豪雨で道路や住宅の浸水、地下空間の水没といった被害が発生。これらの対策は、川の氾濫などには「砂防えん堤・堤防」。がけ崩れには「土留柵工・法枠工・擁壁工」。住宅や地下空間の浸水には「土のう・水のう・止水板・防水扉」などの対策があり、それら災害用の建設資材の市場は、弊社調査で1兆3千億前後と推定。予測つかない大型台風が発生する今日、新たな資材や工法開発により、今後市場はさらに膨らんで来ると言える。
参考にアメリカのハリケーン対策の例をみると、一般的なのがハリケーンシャッター、ハリケーンのときだけ窓に取り付ける鉄板のこと。暴風でいろんなものが飛んでくるので、ガラス窓などを守るため薄い鉄板を重ねて貼っている。ハリケーン用のシェルターも一般向けに販売されている。家の中に設置するタイプ、外に設置するタイプ、地下に埋めるタイプなど、収容人数は、長さを調整することで10人から1500人まで対応可能なシェルターもある。洪水対策としては「水のうチューブ」が注目を集めている。これは、水を注入すると膨らむゴム製のチューブの事で、そのチューブを家(敷地)の周りに施工し、洪水が起きたときに機械的にチューブに水を注入し膨らませ、洪水の浸入を防ぐ対策製品。自転車の円状チューブの中に家や庭があるのをイメージして欲しい。高さや長さは家の規模により自由に選択できるらしい(価格は日本円で約200万円)。この発想は面白い。